シーボルトとはドイツ出身の歴史的に有名な医者であり、
イネとは、その娘の楠本イネさんのことである。
イネさんは、相当の美人であったが、生涯独身のまま人生を終えた。
父のシーボルトと同じ、医者の道を歩み、東洋人として史上初めて、
西洋の医学や医者道を学んだ人として知られている。
実はイネは、シーボルトとの思い出はほとんどない。
それは、イネが2歳の頃に、父・シーボルトは国禁になっており、
なかなか再会できなかった。
ドラマの「仁」の内容は現実にはないに等しく、
実際はもっと、過酷な人生を歩んだとされている。
美人が損する時代も過去にはあり、その時代を語るとき、
この楠本イネさんの話をすればわかりやすいですね。
シーボルトは最後まで、このイネに会いたいと思っていたらしく、
自分の弟子などに、よくイネの話をしていたみたいです。
シーボルトは追放されてから30年後にイネと再会しますが、
そこでシーボルトのとった行動により、親子の仲は険悪になります。
女好きな男が家族を壊すのは、昔から同じなんですね。
シーボルトに限っては、家族だけでなく、
その仕事に関しても、大きな損害をしたとされてます。
歴史から、疎遠になった親子の話などを聞くと涙が出ますね。