朝ドラといえば、NHK朝の「連続テレビ小説」のことですよね。毎週月曜から土曜のほぼ1週間、毎日同じ時間の15分間の放送は、もはや生活の一部としか言いようがありません!
そして、毎回気になるのが誰がヒロインを務めるのかということではないでしょうか。かつては、新人女優の登竜門といわれてきた朝ドラのヒロイン役。多くはオーディションを受け、高い倍率の中からたったひとりが選ばれる、難関中の難関です。
そこで、今回は2023年の前期・後期の朝ドラのヒロインと第100作目以降の歴代ヒロインについてまとめてみました。
NHK 朝ドラとは?
NHK 朝ドラは、1961年に月曜から金曜まで1年間続く帯番組として始まりました。朝の時間帯に放送されたのは、新聞の朝刊の連載小説を意識したからだと言われています。
その後、1975年からは1年間を前期・後期に分けた半年放送が基本になりました。さらに、2010年には放送時間が朝8時からとなり、現在の形になりました。
朝ドラの視聴者の変化
放送が始まった頃は、ラジオからTVへの移行期。視聴者の多くは、家庭を切り盛りする専業主婦が中心でした。しかし、時代が進むにつれて女性も社会進出をするようになると専業主婦が減ったことで一時期はNHK 朝ドラの視聴率は低迷するようになります。
そんな中で、2010年に放送された第82作目となる『ゲゲゲの女房』がきっかけとなり、漫画好きな人たちや、若い世代の視聴者たちを獲得するようになりました。SNSやツイッターを介して、広い世代に受け入れられるようになったと感じます。
2023年前期・後期のNHK 朝ドラのヒロインは誰?
2023年度前期『らんまん』:神木隆之介
2023年度前期、108作目となる朝ドラ『らんまん』の主人公には神木隆之介さんの起用が決まっています。物語は、日本の植物学の父・牧野富太郎をモデルとしたフィクション作品です。
男性が主人公となる朝ドラ作品が少ない中での抜擢となった神木隆之介さんは、2005年映画『妖怪大戦争』で主演を務め、日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞。映画、ドラマ、声優と各方面で活躍しています。独特のみずみずしい感性と評価の高い演技力、人気のある若手俳優です。どんな朝ドラの顔になってくれるのか、楽しみですね!
2023年度後期『ブギウギ』:趣里
2023年度後期、109作目となる朝ドラ『ブギウギ』のヒロインは趣里さんに決まりました。趣里さんといえば、水谷豊さんと伊藤蘭さんの娘ですね。
物語は大阪の銭湯、看板娘から戦後の大スター歌手となる笠置シズ子をモデルにしています。注目ポイントは、これまでの朝ドラにはないほどの「歌と踊り」です。
趣里さんは、2011年『3年B組金八先生』で女優デビュー。感性の豊かな女優として注目されています。主人公が成長していく姿をどう演じてくれるのか、期待が高まります!
最近のヒロインはすごい!100作目からの歴代ヒロイン
ここからは、NHK朝ドラの第100作目からの歴代ヒロインを確認していきましょう。
100作目『なつそら』:広瀬すず
広瀬すずさんは、第41回日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞を受賞。好感度の笑顔が印象的な女優さんです。『なつぞら』では、戦後の北海道・十勝から成長していく主人公・なつを好演しています。日本アニメの草創期を舞台に、まっすぐ自分の夢にむかっていく「なつ」を応援したくなる作品です。
101作目『スカーレット』:戸田恵梨香
ドラマや映画などで幅広く活躍する女優・戸田恵梨香さん。『スカーレット』では、陶芸の世界で無我夢中に自分の理想の焼き物に挑戦していく主人公・喜美子役を演じています。女性が女性を応援したくなる作品です。
102作目『エール』:二階堂ふみ
二階堂ふみさんは、第68回ベネチア国際映画祭でマルチェロマストロヤンニ賞を受賞、CMやドラマ、映画で活躍している実力派の女優さんです。『エール』では、昭和を代表する作曲家・小関裕而の妻で、歌手の金子がモデルの「音」役を務めました。いつまでも寄り添い続ける夫婦愛、家族愛が心に染みます。
103作目『おちょやん』:杉咲花
ドラマ、映画出演と幅広い活躍を見せている杉崎花さんは、親しみのある笑顔が印象的な女優さんです。朝ドラでは、「大阪のお母さん」と親しまれてきた女優・浪花千栄子さんをモデルにしたヒロインを演じました。漫才のような掛け合いもあり、楽しい作品でしたね。
104作目『おかえりモネ』:清原果那
清原果那さんは、ティーンズ向け雑誌の専属モデルとして活動していました。CMやドラマにも出演し、透明感のある透き通ったイメージの女優さんです。そんな清原さん演じる、東日本大震災を経験した主人公・モネが、象予報士という仕事を通して成長していく姿が印象的な作品です。
105作目『カムカムエヴリバディ』上白石萌音・深津絵里・川栄李奈
『カムカムエヴリバディ』は、朝ドラ史上初の3人のヒロインによる100年の物語です。戦前戦後のヒロインを上白石萌音さん、昭和を深津絵里さん、平成を川栄李奈さんの3人で繋いぎました。ラジオ英語を聞き続けることで、夢を叶えていく3人の姿に胸が熱くなる作品です。
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106作目『ちむどんどん』:黒島結菜
第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した、実力派女優・黒島結菜さん。青い空と美しい海、沖縄が舞台の『ちむどんどん』で主人公・暢子を演じました。料理人として成長していく姿にみんなが、ちむどんどんしたのではないでしょうか。
107作目『舞いあがれ!』:福原遥
現在放送中の朝ドラ『舞い上がれ!』のヒロインを務める福原遥さんは、2009年NHK Eテレの料理番組の主人公・柊まいんとして出演し、話題になりましたよね!『舞い上がれ!』では、空を飛ぶ夢にむかって頑張る主人公を好演しています。
最後に
月曜から土曜まで毎朝15分放送の朝ドラでは、毎日見る顔に安心感があります。毎日見ているからこそ、頑張っているヒロインの姿を応援したくなりますよね。現在放送中の『舞い上がれ!』の福原遥さんや、2023年度の神木隆之介さん、趣里さんがどんな朝の顔となっていくのか、今から楽しみですね!